礼拝メッセージ

心のオアシス

心のオアシス 2010年6月13日

ある学校で、このような実験が行なわれたそうです。ある研究者が、一定のプログラムを通して、将来絶対に伸びる可能性を秘めた、よりすぐった生徒30名を選びました。この子たちの成績は必ず伸びると太鼓判を押された子供たちでした。そして学校にその子供たちのために特別クラスを設けて、この生徒たちをある一定期間、教育してくださいと要請されました。先生が送り込まれた生徒たちを見ると、どう見ても優秀に見えないような子供もいましたが、専門家が様々な観察と実験から選ばれた子なのだから、伸びるだろう!と定められた期間、彼らを教えました。他のクラスと同じ教科を同じように教えていった結果、実際にその特別クラスの子供たちの成績が飛躍的に伸びていったそうです。やはり選ばれた特別な生徒たちであったから素晴らしい結果だったのだと思われていましたが、後でわかったことは、そのプログラムはデタラメで、ランダムに普通の生徒が選ばれて送り込まれていただけだったのです。そのことは、教師にも親にも伝えられていませんでした。何が違ったのかといいますと、先生たちや親の、その子たちを見る目でありました。この子たちは普通の子ではない!どんな成長を遂げるんだろうか?という期待をもってその子たちを見、教えていたということでした。
 状況や環境は変わらなくても、私たちの内に秘めている思いや考え方が変わるだけで、周りにも大きな良い変化をもたらせることができるのならば、この手を使わないわけにはいかないでしょう。

奈良カルバリーフェローシップでは、世界のベストセラーである聖書から、人生を楽しくする秘訣をご一緒に学んで「明るく・元気で・のびのび」とした毎日を過ごせるようにと願っています。ご一緒に楽しく学んでいきましょう!

心のオアシス 2010年6月6日

今日は「奈良カルバリーフェローシップ」の誕生日です!この歴史的なスタートにお立会いくださったみなさまは幸いだと思います。大げさなことを言っているようですが、そうでもありません。世界に影響を与えるような大国であっても、また人の目には留まらないようなどんな小さな群れであっても、また有名人でも目立たない人であっても、天地宇宙を造られた神様のお許しがなければ、その存在はありえないからです。この集まりは神様の壮大な歴史の一部分を担うために誕生しました。スタートは小さくても、大きな働きです。ただ委ねて前進するのみです。

私が与えられているフェローシップのビジョンは、聖書のことを知らない初心者でも安心して参加でき、何かわからないけれども元気をもらって、癒され、チャレンジを受け、希望をもって帰っていけるような心のオアシスのような場所をつくるということです。ここで力を得た人たちが、今度は外でこの喜びを分かち合うことができれば最高ですね。そのことのためにシンプルなプログラムと、たとえ難解な聖書箇所でも初心者にわかりやすくお話しできるよう努力します。将来的には平日の「学び会」などを通して、聖書の世界を深めていけるような会も考えています。

初回ですので自己紹介を書きます。大阪生まれの奈良育ち。「自分は何のために生きているのだろう?」と、人生の意味を見出せない少年時代を過ごす。中学2年生の時、あるキッカケを通して教会の礼拝に出席し、その時から心の中に不思議な変化が起こり、後日イエス・キリストを信じて洗礼を受ける。その頃から、「この喜びを人々にお伝えする者になりたい」という志が与えられる。高校卒業後、米国テネシー州・カベナント大学で学び、卒業後3年近く社会人として働き、結婚後、CBS(カルバリー聖書学院)で学ぶ。1993年、米国カルフォルニア州ラグナヒルズへ開拓宣教師として派遣される。1994年、大和カルバリーチャペルの伝道者となり、2010年、奈良カルバリーフェローシップを設立する。家族は妻と二人の子供たち(長女・韓国の大学留学中 長男・高1、8月より1年間ロシアへ交換留学予定)。妻と息子は留学まで神奈川県に住んでいます。乞祈。