この世でいう「成功者」には共通する特徴があるそうです。それに関してある書物にこのようなことが書いてありました。「私は、この仕事をはじめてから、いろいろなスーパー成功者にお会いしたが、彼らに共通することの第一は、過去のグチ話をけっして話さないこと。第二は、未来の希望についてのみ話すこと、そして、自分はつねに運がよかったし、これからもよいに違いないと思っていることです。知ってか知らずか、プラスの感情でプラスのことしか考えていないから、成功しちゃう。まさに『因果は同類にしたがう』なんです。我々は、いいことを願い、そして、それを暗い感情で打ち消さないかぎり、必ず成功、陽気のほうに向いて歩いていくことになるんです。」
 聖書の中に「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。」(Ⅰテサロニケ5章16~18節)という言葉があるが、世の中の成功者も、聖書を知ってか知らずか、とにかく祝福される法則だけはご存知のようで、それを実践しておられる。「愚痴って発散させても良いのではないか?」「別にこの世で成功したいとは思わないし・・・」などと、最近は個性を大切にする風潮があるが、この「いつも喜べ、絶えず祈れ、すべての事に感謝せよ」という言葉の後に、「これが、キリスト・イエスにあって、神があなたがたに求めておられることである。」という言葉が続いている。私にとってこの続きの言葉が実践を促すキーワードになっている。自分では気分が乗らなくても、“神が求めておられる”ことなら従わなければという気持ちになれる。
 私は昔、心配性であったが聖書を学べば学ぶほど“おめでたい人”になってきた。そうこうしているうちに“主にあって何とかなる!”という確信へと繋がるようになった。勿論、失敗は反省しなければならないが、そこにいつまでもくよくよ立ち止まったり、振り回されたりはしない。荒野に道を、砂漠に川を流れさせる万軍の主が共におられる!