「神のなさることは、すべて時にかなって美しい」(伝道の書3:11)
 私たちの教会は、開拓をスタートしてから11年目を迎えたが、大きな変化が求められている。私は慎重派で、大きな変化を好まない性格ですが、人生を振り返ってみると、なかなか動かない私を神さまが、押し出すように次のステージへと導いてくださった。大学を卒業後、大阪で就職し、東京の会社に転職し、大和カルバリーチャペルへ導かれ、大川従道牧師と出会い、仕事を辞めて献身し、石焼き芋屋さんや網戸の貼り替えなど、自分でも想像もしなかった行商の仕事をしながら神学校で学び、卒業してからすぐアメリカはロスアンゼルス郊外のラグナヒルズという場所で日系人伝道のため、教会開拓するために家族で派遣された。それから日本に戻り大和カルバリーで副牧師として約20年間仕えさせていただいた。そして2010年から関西に戻ってきての教会開拓・・・
 振り返ってみると、私の心とは裏腹に、堺チャペルを入れると3回もゼロ開拓をしている。“開拓をしている”というのではなく“させていただいている”という表現の方が正しいでしょう。なぜなら私の願い通りではなく、神さまのご意志と計画通りに全てが進んでいるからです。
 そしてよそ様の教会堂を9年間も借りながら開拓し、いずれ出なければならないことを覚悟しながらも、なかなか動き出せなかった。しかし、今年になって状況は変化した。神さまの手が動き始めたのです。東大阪福音教会が現在使用している布市チャペルを売却して私たちが借りている会堂に戻ってこられることになったのです。慌てて祈り、場所を探し始めたところ、今の会堂から線路を挟んで反対側の石切駅から徒歩2分の場所に手ごろな広さの土地が見つかった。土地の値段は、開拓11年の間に聖霊さまの促しに従ってコツコツと捧げてくださった方々の土地指定献金に近い金額でもあった。神さまの動かれる“時(タイミング)”は完璧である。完璧すぎて鳥肌が立つほどである。これから造成と会堂を建てるための費用約8千万円の蓄えはゼロであるが、これは私たちが信仰に立って祈るように神さまが残してくださった課題であると確信しています。神さまの働きですから、次も神さまは何かをしてくださるに違いないと、楽天的に生きることができるのは、神を信じる者の特権です。神さまからの促しがある人は、是非お捧げください!