手足がない体で生きながらも、人々に感動を与えるニック・ブイチチが最近韓国を訪問しました。彼は小さいころ、自分は大学にも行けない、仕事もできない、結婚もできない、妻となる人に出会って一緒に踊ることもできない、子どもを授かることもできないと思っていたそうです。しかし、彼は大学に行き、美しい日系クリスチャン女性と結婚し、愛らしい息子も授かりました。彼はスケートボードに乗り、1分で43個もの単語をタイピングし、ドラムを演奏し、ヨットを操縦し、スカイダイビングにまでも挑戦しています。彼は、多くの国々を回りながら400万人の前で福音を伝え、毎年270回以上講演しています。
彼が最近出した著書『ニック・ブイチチのフライング(飛翔)』の一部です。「自分の願ったものを、いつでも手に入れることができるでしょうか。そんなことはありません。しかし、主が望まれるものは、いつも手に入れることができます。私にも楽しい日もあれば、悲しい日もあります。しかし、限りなく弱くなる時こそ、神さまの力を体験する時であることを私は知っています。この地の重力に勝てないとき、私は焦点を神さまに合わせます。そうすれば奇蹟が起こります。信仰の翼が生えるのです。信仰を行動に移すとき、神さまの力を経験します。」
「もう一度聞くべき最初の福音」イ・ドンウォン著より
どんなに強い人も、うまくやっている人でも、必ず、落ち込み、不安になり、スランプになる時があります。聖書に登場する勇者たちも同じでした。私も長い間、信仰的に砂漠状態になっていた時期があります。教会には行くし信仰がなくなったわけではないのですが、それが形式的、自己満足的に思えてしまい、心の戦いが起こりました。しかし、失わなかった希望がありました。それは「神さまは、この砂漠時代を通して私に何かを教えようとしておられるのだ・・・」という神さまに対する期待でした。そしてこう祈り続けました。「どうぞ、この荒野で何を私に求めておられるか、私に教えてください。」自分の焦点を神さまに合わせ続ける時に必ず神さまは脱出の道を与えてくださることを学びました。