私たちが住んでいるこの地球に関して調べるだけでも、奇跡の上に生かされていることを認めざるを得ない。地球は自転しています。何の動力があって回転しているのでしょうか? そのスピードは1,700Km/hで、新幹線の最高速度の約6倍です。そして地球は太陽の周りを365日かけて公転していますが、その速度は107,208Km/h(マッハ87)、音速の87倍で進んでいます。今も昔もその速度を保ちながら地球は自転し、絶妙な距離を保ちながら太陽の周りを公転しているのです。もし少しでも早くなったり遅くなるならば、慣性の法則によって、私たちは地上に立っておれなくなるどころか、吹っ飛んでしまうことになります。もし宇宙や自然界の秩序が失われたら、私たちは生きることは不可能です。
毎日の日常は当たり前ではないのです。様々な奇跡が重なり合って成り立っています。明日も同じように太陽が昇るとは限りません。そして、私たちも明日、目を覚まし生きている保証はどこにもないのです。
紀元前4千年前後のノアの時代にも天変地異は起こりました。大洪水で人々は流されてしまったのです。ノアが神さまから方舟を造ることを命じられ、約100年という月日をかけて建造するのですが、神の言葉を信じない周りの人々は、水がこの地上を覆いつくすなんてことは考えられないと笑いました。そして今の日常はずっと続くと考え、自分を中心にしてその欲情のまま生活していたのです。しかしその日常が失われる時がきたことが記録されています。大洪水はただの物語ではなく、今や地質学的にも実際に起こったことが証明されるようになりました。
聖書の中にこのような言葉があります。「『すべてのものは天地創造の初めからそのままであって、変ってはいない』と言うであろう。すなわち、彼らはこのことを認めようとはしない。古い昔に天が存在し、地は神の言によって、水がもとになり、また、水によって成ったのであるが、 その時の世界は、御言により水でおおわれて滅んでしまった。しかし、今の天と地とは、同じ御言によって保存され、不信仰な人々がさばかれ、滅ぼさるべき日に火で焼かれる時まで、そのまま保たれているのである。」(2ペテロ3:4~7) 神の言葉がこの天地宇宙の秩序を保っているというのです。天地が滅んでも、いつまでも滅びることはないと言われる神さまの言葉を握りながら安全安心な人生を歩まれることをお勧めします。