花売りのおばあさんがいました。人生の嵐をたくさん経験したためか、顔には深いしわが刻まれ、髪は真っ白で、背中は曲がっていました。しかし、花を売りながら笑顔を絶やしませんでした。彼女を見ていた人々は、その笑顔の秘訣が一体何なのか気になっていました。ある日、それを尋ねた人がいました。「おばあさんはいつも嬉しそうで、顔が穏やかなので、問題も苦しいこともなさそうに見えますね」おばあさんは答えました。「まさか。私だって心配事を積めば、トラック百台分くらいにはなるんだよ」「そうなんですか? では、なぜいつもそんなに明るく嬉しそうにしておられるのですか?」「聖書にはねぇ、イエスさまは十字架につけられて死なれ、三日後よみがえられたとあるのよ。だから、私も苦しいことがあるたびに『私も三日だけ待とう。人生には苦難の金曜日だけではなく、復活の夜明けもあるのだから』と自分に言い聞かせるの。そうやってね、三日じっと我慢して待つと、いつも神さまが喜びを与えて、良いことに巡りあえるようにしてくださるのよ!」
私たちは、どうしても過去のことに縛られ、今現在起こっている出来事に影響受ける傾向にあります。それが良いことであれば、その時点では舞い上がり、そうでなければ、落ち込んでしまいます。そしてそれによって未来が明るく感じたり、暗く感じたりするのです。今、世界はメディアによって現実が描写され、人々の中に焦燥感が漂っています。残念ながら、まだ明るい未来を語る人は一人もいません。信仰とは、神が語っている言葉を、“今”の事実として受け取ることです。神さまは、災いのように見えても、問題だらけでも、こう語られています。
「主は言われる、わたしがあなたがたに対していだいている計画はわたしが知っている。それは災を与えようというのではなく、平安を与えようとするものであり、あなたがたに将来を与え、希望を与えようとするものである。」(エレミヤ記29章11節)
イエスさまは、“死”を打ち破り甦られました! Happy Easter(^^)/