韓国での5年間の学びを振り返ると、神様が働いていて下さったんだな、と思える出来事がいくつもありました。韓国へ最初に行った時は韓国語が話せなかったので、良い友達が与えられるように祈りました。すると、最初のルームメイトである台湾人の留学生と仲良くなることができました。毎朝一緒にデボーションをしたり、夜には祈祷会をしたりして、信仰の友を得ることができました。
あるとき、その友人が祈りのリクエストとして学費が不足していることをあげました。今学期の学費が払えていないため、もう大学を辞めなければいけないと泣きながら祈っていました。その時私が父を少しでも助けようとアルバイトを掛け持ちしながら貯めていた貯金があったのですが、友人が必要としていた金額と同じだったのでこのように祈りました。「神様、このアルバイトもお金も神様が下さったものです。神様が喜ばれるように使うことができますように。私の学費や父の助けは神様が下さると信じます!」そして貯めていた全額を友人に渡しました。
その次の週、私がインターンをしていたヨイド純福音教会から一本の電話が掛かってきました。「外国人の神学生を助けたいと、4年間の学費を出してくださるという長老様がいるんだけど、恵さんを推薦しましたよ。」こうやって神様は不思議なようにして4年間の学費を与えてくださいました。また、それは父が大阪へ開拓をしに出た年でもありました。後に父から、「子どもの学費をこの先どうしようかという不安はあったけど、神様を信じて関西に出てきたんだよ。恵から奨学金の話を聞いた時は本当に驚いたし、神様に感謝したよ。」といわれました。神様は人々の心からの祈りに、必ず最善の形で答えて下さる素晴らしい神様だな、と実感した出来事でした。(文責:小崎恵)
右も左もわからずに留学した娘が、親からの経済援助はほとんど無しで学校を卒業してしまいました。娘に能力があったからでしょうか? いいえ、「この奥義は、あなたがたのうちにいますキリストです」(聖書)