私は大学を卒業してから、帰国してから大阪で就職しました。仕事をしながら、様々な現実を前にして、次第に下ばかり、現実ばかりを見て、心は砂漠状態になり苦しんでいました。何か長いトンネルに入っているようで、いつまでもそこから抜け出そうにない感覚にさえなっていました。そんなある日、それは私が留学時代に、その大学のキャンパスでアルバイトをしていたときの上司であったリース・ロジャースから一通の手紙が届きました。その手紙に大変励まされて今でも時々思い起こしては、励まされることが度々あります。
その手紙の内容の一部を抜粋します。
「これで、ペンを置きます。もし主が、この地上で、我々を再会させる機会をくださらなかったとしても、この地上での人生が終わった時、もう一つの場所、天で会うことができます。それは、我々が待ち望んでいる所です。又、一緒になることができるのですから、主が来られるその日のことを考えていてください。それまでKeep looking up(上を見上げて歩んでください)神様の恵みによって、そこでお会いしましょう。 キリストにあって リース」
昔、「上を向いて歩こう」というフレーズの曲が流行りました。この曲は大ヒットしました。多くの人たちは前向きに生きようと励まされましたが、その助けがどこから来るのかを知っている人はほとんどいませんでした。前向きに生きた結果、日本は経済大国になりました。しかし自分たちが築き上げた文明・文化によって、やがては自分たちの首を絞めることになっていったのです。私が言いたいことは、永遠の天国に繋がる神の助けでなければ、本当の助けにはならないということです。例えこの地上において報われないようなことがあったとしても、最終ゴールは、世の成功ではなく、天国にあることを知っているならば、希望に満ちた幸せな人生を送ることができます。この地上にて再会の希望がなくても、天での再会に希望を託せるなんて何と幸いなことでしょうか。