新年明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします。

関西カルバリーフェローシップ
牧師 小崎淳広

昨年のクリスマスイブ礼拝では、「あなたには夜がある」というタイトルでメッセージさせていただいた。このタイトルは私の恩師である大川従道師が、何十年も昔にされたメッセージタイトルであった。
確かに多くの人たちは、大きな不安から目をそらして、誤魔化しながら生きてきた。心の闇を闇と認めないし、認めたくないのである。これさえあれば安心だというものを求めて旅をしている。しかしそれを手にしても、そんな安心なんて一時的な気休めみたいなものであって、永続的な安心には繋がらないことを悟るのである。
そして今年の初詣礼拝のメッセージタイトルを「あなたにも朝は来る」とした。対照的ではあるが、そうやってバランスを考えているのである。人生の夜に気づかない人がいる一方、闇の中を迷走して、自分には希望はないと諦めている人たちもいる。そのような人たちに、「あなたにも必ず朝は来る!」ということを知って欲しいのである。出口のないトンネルはありません。神さまは、私たちに耐えられないような試練にあわせることはないというのが聖書の約束である。あなたにはすでに希望はありますが、雲霧が多くて、それが見えないこともあるでしょう。その時には是非、上を見上げてください。あなたの人生を握っておられるお方が誰であるのかを考えてみて欲しいのです。そこに答えがあります。
今年の教会の聖書箇所です。
「わたしは山にむかって目をあげる。わが助けは、どこから来るであろうか。わが助けは、天と地を造られた主から来る。主はあなたの足の動かされるのをゆるされない。あなたを守る者はまどろむことがない。・・・・・昼は太陽があなたを撃つことなく、夜は月があなたを撃つことはない。主はあなたを守って、すべての災を免れさせ、またあなたの命を守られる。主は今からとこしえに至るまで、あなたの出ると入るとを守られるであろう。」(詩篇121篇1~3・6~8節)