アドレナリンというのは、人間の体の中で瞬時に燃焼される強力な化学物質で、エネルギーや力を瞬時に与えることができます。これはスポーツの世界でも、芸能の世界でも、講演者がお話をする時にも分泌されるものであります。このアドレナリンの作用によって、興奮したり、普段持っている力以上の能力を発揮できたりするわけです。このように大変良い働きをしているようにも思えますが、人間の体に良くない分泌の仕方もあるようです。それは長い間、イライラやストレス、心配ごとが長く続くと、力になるはずのアドレナリンが、ポトポトと血液の中に一日中流れ落ちている状態になります。燃焼しないで、そのまま体の中に溜まると、短気になったり、皮肉っぽくなったり、老化の進みが早くなったり、傷つきやすくなったり、いくら寝ても疲れがとれない状態になるそうです。医者が推奨するコレステロール値を下げる方法は、錠剤を飲んだりダイエットするのではなく、「幸福な心」で生きることが最も効果的だと言っています。
誰でも幸福になりたいと願っていますが、幸福になれないのは、「幸福」を条件付にしてしまうことにあります。例えば、お金があれば幸福になれるとか、地位があれば、学歴があれば、友達がいれば、結婚すれば、この問題が解決したら、健康になったら幸福になれると考えている人は、死ぬまで幸福にはなれないでしょう。なぜなら人間の理想というものは果てしなく続くので、一つの欲求が満たされても、また次の欲求が出てくるからです。
田原米子さんは、新宿駅で鉄道自殺を試みて失敗し、両足切断、左腕切断、右手の指も2本切断し絶望状態にありましたが、聖書の言葉に触れてから、「3本も指が残っている!」と喜びへと変えられたそうです。
聖書は、ない足が突然はえてくるという奇跡も紹介していますが、多くの場合、ない所はないと認め、それでも満足することができる歩みができ、なくても不自由のない人生を歩むことができるように導いています。是非この素晴らしい人生をあなたのものにしてください。