実話です。スーザンという女性が、医療診断ミスによって、目が見えなくなってしまいました。彼女は、長い間治療をしましたが、回復しませんでした。長い間休職していた職場に復帰しなければなりません。彼女は、目が見えないことに苛立ちを覚えていました。かつては自立していたのに、今は、ご主人の助けがなければ何もできません。ご主人のマークは空軍の将校でした。奥さんのことを本当に心配していました。彼女が仕事を復帰しようと考えた時に、彼は自ら車で職場まで送り迎えしようと考えましたが、空軍の仕事はいつ地方へ行くかもわかりません。いずれは彼女がバスに乗って、職場まで行かなければならないので、とにかく今から慣れさせるため、毎日一緒にバスに乗って、軍服を着たまま、奥さんの職場に連れていきました。乗るときも降りるときも、共にいて手助けしました。彼は奥さんを職場へ送り届けたあと、タクシーで自分の仕事場へ向かいました。それから数ヶ月経過してから、奥さんは、自分一人で職場に行くチャレンジをしようと決心しました。自分が自立しようとする朝、彼女が家を出るときには、ご主人の今までの献身的な助けに感謝し言葉に表しました。そして、その日から、一人でバスに乗って職場へ行くようになりました。月曜日から毎日、自分で職場へ行けるようになりました。次の週の朝、バスを降りる時、お金を払おうとしたとき、女性のバスの運転手がこう言いました。「あなたは本当にうらやましいと思うわよ」。スーザンは振り返って「何がですか?」と聞き返すと、女性のドライバーは言いました「先週、毎朝、軍服を着た、素晴らしい紳士が、あなたのそばにいつも立って、あなたがバスを降りて、道を安全に渡ることができるかどうかを確認して、事務所に無事に入ったことを見届けて投げキスを送って敬礼して、そこを去っていったのですよ。あなたは、本当にラッキーな女性ね」
 目には見えなくても、いつも傍にして守ってくださる神さまの愛を感じます。「見よ、わたしは世の終りまで、いつもあなたがたと共にいるのである」。(マタイ28章20節)