アメリカの大統領であっても、日本の総理大臣であっても、100%支持されることは、無理な話です。イエスさまでさえ、多くの反対者がいて憎まれ口を叩かれました。そうであるならば、私たちが100%の人から好かれることは不可能だということが言えるでしょう。
このような統計があるそうです。私たちの人生で関わる人たち中で、30%の人は私たちのことが大嫌いです。ドキリとします。そして次の30%の人は私たちのことはどうでもよいと思っています。これですでに60%です。ということは、この世の中で60%の私たちの周りにいる人は、私たちのことが嫌いか、またはどうでもいいと思っているのです。次の30%の人は私たちにある程度の好意は持っていてくれます。私たちに微笑み挨拶をして、話をしてくれる対象と言えるかもしれません。これで90%です。そして最後の10%は、私たちのことが大好きと言ってくれる人々だそうです。
 ハワイの中林義朗先生によると、私たちが問題を起こしてしまうのは、ここだというのです。それは自分に向いてくれるか、常に見てくれている40%の人を無視して、自分を見ていない60%の人の目を引こうと努力してしまうのです。好かれる努力をすることが悪いことだとは思いませんが、自分を好きでいてくれる人を差し置いてまでというのは、間違いだと言えるでしょう。
もしかしたら、「自分には1割も味方はいない、唯一の味方は、飼っている犬やネコだけだ」と思っている人たちも少なからずいるでしょう。たとえ世のすべての人があなたの敵であったとしても、あなたの創造主なる天の父なる神さまは、あなたが罪の故に滅びへ向かっている私たちのために、御子イエス・キリストを地上に贈ってくださって、私たちの罪の支払いを命をもって贖ってくださいました。それはあなたを一方的に愛しておられる故であることを知っていただきたいのです。
 「たとい父母がわたしを捨てても、主がわたしを迎えられるでしょう。」(詩篇27:10)まずは神さまと仲良くしてはいかがでしょうか?