チェリストのチャン・ハンナさんは、1994年、11歳の時にロストボービッチ・チェロコンクールで優勝したことで、世界の舞台に彗星のごとく登場しました。彼女の家庭は敬虔なクリスチャンで、家族全員で就寝前に聖書を読んで、恵みを分かち合い、祈りました。そのような環境で、信仰を持って育ったチャン・ハンナさんは、沢山の人たちと出会い、世界的なチェリストとなって、影響力を及ぼす存在になりました。
 彼女はこう告白しています。「私を助けてくださる方々と出会えたのは、神さまのお導きとしか言いようがありません。決して、私ひとりだけでここまで来られたのではありません。神さまはいつも、時にかなって必要なものを満たしてくださいました。これまで悔しい思いをしたり、途方に暮れるような状況にも何度も遭遇しましたが、そのすべてのことが私を成長させるための父なる神さまのご計画の中でなされたことでした。神さまは生きておられ、すべてのことを導き、私の人生に誰よりも深く関与されていると感じます。」
 多くの人は問題に直面すると、この世で解決方法を探し、頼りになる人を探そうと必死になります。この世において人脈は大切です。しかし神脈なしの人脈は、手抜き工事と同じです。それはいつか崩れます。創世記に書かれているサラが、夫アブラハムに女奴隷のハガルを与えて、子を得ようとしたことが、後々大きな問題へと発展していったことが、その例です。神抜きの計画は、永続はしないことを歴史が語っています。人脈やすべてことを動かし、私たちの人生を先立って進み、導いてくださる神さまに出会うことを最優先にすると驚くばかりの恵みが流れてくるものです。
 私の教会開拓の特に最初の1年間は、神さまが不思議な形で、今の教会の土台となる人脈を備えてくださいました。私からアプローチしたわけではなく、主の御心に委ねていたら、神さまが出会わせてくださったという表現が一番合っていると思います。私たちが絶対に必要なコネクションは、イエス・キリストです。このお方は天と地を結ぶ架け橋です。