今日はシリーズの最終回「恵みの流れる人生にするには」です。
 今、私たちにあるすべてのものは、神さまの恵みであり、今、手にしているものも、実は神さまがすべて与えてくださったものです。いのち、健康、家族、配偶者、子ども、住居、日々の糧などのすべてのものも、実は自分の努力によって得たものではありません。旧約聖書の申命記8章17~18節「あなたは心のうちで『この私の力、私の手の力が、この富を築き上げたのだ』と言わないように気をつけなさい。あなたの神、主を心に据えなさい」という御言葉を覚えましょう。
 恵みが溢れる家庭は、感謝が絶えない家庭です。神さまに感謝し、夫、妻に感謝し、子どもに感謝し、すべてのことに感謝しましょう。そうすれば、神さまの恵みがさらに家庭に満ちるようになるでしょう。
 自分の力でなんとかしようと一生懸命がんばって生きてきた人は、ケチになるしかありません。神さまの助けに拠り頼まないので、心配が多く、いつでも出費を惜しみ、貯めておこうとします。それで、他の人に寛大に施すことができません。ケチな心を「貧しい霊」とも言います。ところで、霊的な法則では、ケチになるほどさらに貧しくなります。反対に、これまでも自分の努力によってではなく、神さまが救ってくださった恵みによって生きてきた信じる人は、恵みを周りの人に流すことができます。これまで恵みによって生きてきたのだから、これからも恵みによって生きていくと信じるからです。また、これまで与えられた恵みは、すべて神さまのものなので、神さまに再びお返しすることができます。周りにいる恵みが必要な人々に恵みを施すことができるのです。「神は、あなたがたを、常にすべてのことに満ち足りて、すべての良いわざにあふれる者とするために、あらゆる恵みをあふれるばかり与えることのできる方です。『この人は散らして、貧しい人々に与えた。その義は永遠にとどまる』と書いてあるとおりです」(Ⅱコリント9章8~9節)。恵みは、あふれて、流れていかなければなりません。(イ・キボク著抜粋)

 無謀になってはいけませんが、祝福の種も蒔けば必ず刈り取ります。