私は神さまが、慎ましい生活をしている一人の女性を用いておられる様子をこの数年間見てきました。堺の聖書セミナーでは、与えられたもののほとんどを人々へのおもてなし料理の為に使っているのです。それは神さまの愛に応えるための彼女ができるベストでした。それから数年して、神さまは不思議な方法を用いて、この女性に、あるまとまった財を与えられました。身内の人たちは「それを自分のために用いて、楽に暮らしなさい!」とアドバイスしました。でも彼女は、「自分は、今まで生活を助けてくれた日本に、そして神さまに恩返しをして人々の救いのために教会を建てたいのです!」そしてアンテナを張り巡らせて、最善を探りました。出てきた結論は、教会をスタートするためにレストランを経営する、でした。多額の保証金と、毎月の支払いをするには、それなりの覚悟がないとできないことです。「信仰」と「無謀」は紙一重だと思いますが、私が牧師としてこの計画に反対しなかったのは、直感的に「これは神さまだ!」と思ったからです。私は、開拓を始めた当初から教会堂のためにお祈りしてきました。車を運転しながら貸店舗など見つけると、すぐに電話を入れて条件など確認して回っていました。数年前から、イタリアンのレストランを見る度に、駐車場はある、建物はお洒落、教会にするには最高だな、と考えていました。現実的には、借りるためには大きなハードルが立ちはだかっているのはわかっていました。しかし、信仰の心が「神さまの指が動けば、思いもかけない方法で、思いもかけない人を通して、いとも簡単に手に入るでしょう」と囁いていました。そしてその時を待っていたのです。今回、この女性からレストランの建物を見せられた時、畏れを抱きました。「神さまがいよいよ指を動かし始められた!」と確信したのです。そして決断してから、その女性の不足している部分を補うかのようにして、様々な人たちが、いろいろな形で助け始めたのです。神さまが少し動いただけで、ものすごい勢いで援助者が出てきている様子に、励ましと確信をいただいています。
 これが関西カルバリーフェローシップ・堺チャペルの舞台裏です。私たちの教会は、奇跡の連続で成長しています。それは誰も誇ることがないよう、神さまがそうなさっておられるのでしょう。
神さまに委ねることができる人生は、次はどうなるかワクワクです!